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父親たちの星条旗

2006年11月19日 20:30

Flags of our Fathers [Soundtrack]
「硫黄島2部作」として話題になっている
クリント・イーストウッド監督の
父親たちの星条旗を観て来ました。

2部作というところに前々から興味を
持っていたので、観に行けて良かったです。

戦闘シーンの生々しさが、なかなかすごかったです。
映画館のスクリーンならではの大音響が幸いして、
砲撃の音が下腹に響くようで、迫力がありました。
また、兵士たちの苦悩なども丁寧に描かれていて
そういう部分でも好感が持てました。

帰国後、英雄として拍手喝采を浴びることに戸惑い、
もしかしたら罪悪感まで覚えた彼らの姿を見ると、
先日テレビニュースで拝見した、9.11の犠牲者の遺族の
言葉が胸に蘇りました。
そのニュースに出ていた彼女は夫を亡くしたのですが、
事件後に夫が英雄扱いをされる事にとても戸惑っていました。
イーストウッド監督が、兵士達を「国の為に戦った英雄
ではなく、戦友や家族のために戦った人間なのだ」
というのは、だからある人々には共感を得るだろうし、
真実の一面なのだと思います。
ただその反面、戦争に行った方々、または戦争で大切な人を
亡くした遺族の方々の中には、自らを英雄と見なす事が慰めとなり、
自らを支えている人たちもいるのではないかとも思います。
アメリカでの反応が気になります。

途中、日本兵が出てくるシーンもいくつかあったので、
「硫黄島からの手紙」とシンクロしている部分があるかも、と
じっくり見ましたが、わざとなのか顔がはっきり見えない
映像になっていて、よく分かりませんでした。
硫黄島からの手紙も見にいきたいです。どう繋がるのかが楽しみ。

それにしても、脚本のポール・ハギス氏は、先日観賞した
クラッシュと言い、ミリオンダラー・ベイビーと言い、
見た目の派手さはないけど、じっくり40時間煮込んだカレー
……みたいな話を描くのが上手いなあと思いました。

(どうも上手く書けなかったので、後日編集するかもしれません)


コメント

  1. けろにあ | URL | tnzvu2vM

    とてもいい作品だと思います

    サファイアさん、こんにちは。
    私もとてもいい作品だと思いました。
    日本兵の描き方は、わざとでしょう。
    はっきり顔などを出さないことで、あの場にいたアメリカ人兵士たちにとっては、倒さねばならない「敵」であったのだという描き方をしたのだと思います。
    敵も自分たちと同じ人間なんだとか、若者なんだとか、そういう当たり前の認識すらできない、あるいは認識することが許されなくなるのが戦争なんだということを表現しているだと私は受け取りました。
    そのあたりがイーストウッド監督のウマさだと思います。

    ハギスの脚本は、じっくり40時間煮込んだカレー・・・うまいこと仰います。
    ホント、そうですね。
    でも、そのカレーをちゃんと味わえる舌をこっちが持っている必要があるのかもと、『ミリオンダラー・ベイビー』を見て思いました。
    残念ながら私は、『ミリオンダラー・ベイビー』を味わうほど舌がこえてなかったようです・・・(笑)

    TBさせていただきました。

  2. サファイア | URL | GCA3nAmE

    TBありがとうございます

    >けろにあさん
    こんばんは。
    確かに、日本兵は「敵」という群像であったのだろうし、
    そういう風に描かれているのでしょうね。
    ただ、ちらっと渡辺謙さんとか出てこないかな~、と
    勝手に期待していたので(よく考えたら主演クラスの方が
    出ているはずもないのですが)、少し残念に思えたのでした。

    ハギス氏の作品は、必ずしも好きな作品とは言えないのに、
    いつもいぶし銀の重みを感じます。
    ミリオンダラー・ベイビーも、私はとても共感できたのですが、
    味わえる舌があったというよりは舌に馴染む味付けだったと
    いうだけにすぎないです。

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『父親たちの星条旗』

第二次世界大戦末期の熾烈を極めたと言われる硫黄島の戦いを日米双方の視点から描いた2部作の第1弾。硫黄島の擂鉢山山頂で撮られた6人の若きアメリカ人兵士たちが国旗を掲げる姿をとらえた有名な1枚の写真「硫黄島での国旗掲揚」、

映画『父親たちの星条旗』観た

クリント・イーストウッド監督の映画で、硫黄島2部作の内の第1部、『父親たちの星条旗』を観てきました。クリント・イーストウッド監督の映画は、重いけれども決して綺麗事を描かず、アンチヒーローとでもいうんでしょうか、



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