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クラッシュ

2006年11月16日 23:19

クラッシュクラッシュ
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観る前は、人種差別を描いた社会派作品なのかな?と
思っていましたが、ある意味で大きく予想を裏切られました。
あまり好みの作風ではなかったので、前半の1時間くらいは
退屈に感じていたのですが、後半から逆転して最後には
「よく出来ているなぁ」と感嘆させられました。
あまり好きではない、という評価には変わりありませんが、
構成・脚本が非常に優れた作品だと思います。
伊坂幸太郎氏の小説「ラッシュライフ」を思い起こしました。
雰囲気や物語は全く違うけれど、似ていると思います。
そう言えば、タイトルも似てるかも……!?

差別的な発言で、不愉快で重いシーンが多いです。
でも、それが単に白人が一方的に悪者になるような構造ではなく、
ある人々を罵る人が別のところでは抑圧されていたり、
一見良い人が悪い事をしてしまったりと、単に善と悪ではない、
差別するものとされるもの、というシンプルな構成でもない、
人間の多面性や社会の複雑さを上手くついている作品です。
それで、最後には「人間っておもしろい」と言わせてしまう。
人間っておもしろい――悲しい。醜い。優しい。美しい。強い。弱い。
人間である私達なら、意識していなくても誰でもよく分かる事でした。
観終わって感じたのは、これって恐らく、単に人種差別の問題という
メッセージを込めただけの映画じゃなかったな、という事です。
誰を告発する訳でもなく、誰を擁護する訳でもない。
救いのない展開の中にも希望が見え、最後には何とも言えない
心のざわめきと余韻が残り、「クラッシュ」というタイトルが
持つ意味をかみ締める事になります。
原作があるのかどうか知りませんが、本当によくこんな
脚本書いたな、と素直に賞賛したいです。

冒頭等で、ロスの夜景が遠くに映る映像もとても綺麗で印象的でした。


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    クラッシュ

    映画『クラッシュ』を観てきました。前知識として、舞台がロスであること、マット・ディロン演じる刑事が人種差別主義者であることなどが頭にあったのですが、実際観てみて、人種差別がテーマというより人間のつながりを



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