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ヴィレッジ

2006年10月28日 13:01

ヴィレッジヴィレッジ
M.ナイト・シャマラン ホアキン・フェニックス エイドリアン・ブロディ

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設定とかネタとか良し悪しじゃなくて、作品の内包する
雰囲気がハートに直撃して、愛してしまいました。
ただ、単に私の感性のツボにたまたまヒットしただけの
感があるので、他の人に「良いよ、お奨め!」とはっきり
言えるほどの出来映えではないかもしれません。

「シックス・センス」と同じ監督の作品です。
比較してみると、何となく共通するものを感じました。
客観的に見ると、作品の完成度や展開の面白さ等は
シックス・センスのほうが勝っていると思いますが、
個人的にはこちらのほうが好きです。

そして、「戦場のピアニスト」のエイドリアン・ブロディが
ノアを演じているというのを、エンドロールで知りました。
上手いなとは思っていたけど、全然気が付かなかったです。
さらに後でYahoo!映画の解説観ていると、主演がブロディ
(ノア)で脇を固めるのがホアキン・フェニックス(ルシアス)
と書いてあったのでびっくり。てっきり逆だと思っていました……。
主演って、一体何が基準なのかが分からない~。

いかにもいわくあり気な始まり方と展開ですが、サスペンスに
期待しすぎるとがっかりすると思います。
多分、世間の評価がイマイチなのもそういう点かな、と。
でも、この作品の良いところはきっとそこだけじゃないと思います。

以下、ネタばれの恐れ大なので、観ていない方はご注意下さい。

何と言ったら良いのか、この「村」の存在自体が、
ある種の人の心そのもののような気がしてなりませんでした。

傷つけば全てを遮断して殻に閉じこもりたくなります。
でも、封じ込めてばかりでは歪んでしまいます。
歪みを無視して閉じこもり続けるか、何か一歩を踏み出すか。
決断する時は必ずいつかやって来ます。
それは、年長者たちの心そのものでもあるけれど、
村そのものでもあるのです。
そして私も、多分そういう部分を持っています。

こうやって言葉にしてしまうと何か上手く表現できないし、
ちょっと安っぽい気もします。オマケに、独りよがりだなぁと
恥ずかしい気もします。でもそう思ったのです。
それに、村や人々に関して、納得できないものを感じる方も
いるかもしれません。
でも、私はその不自然さや危うさ、脆さも含めて、偽りかもしれない
この村に思い切り共感してしまったのでした。

愛する者を失う事を防ぐ為に外に出て行く、というアイヴィーの
存在自体が、失って閉鎖された村のあり方とは正反対で、その彼女が
村のリーダーになりゆく、というのも面白い構成だと思います。

まだ2作しか観ていないので何とも言えませんが、シャマラン監督は
そういう人間の心の脆くて傷つきやすい繊細な部分を、暗喩として
映像にする事に長けているような気がします。
他の作品も観てみたいです。


コメント

  1. けろにあ | URL | tnzvu2vM

    サファイアさん、こんばんは。
    私、ナイト・シャマラン作品はデビュー作からずっと面白いと思って見ていたんですが、『サイン』で、なんじゃこりゃ? ナイト・シャマランも終わったな…なんて思ってしまったもので、以降見ていないんです。でも、この作品と『レディインザウォーター』はどうなんだろうと気にはなっていたんですよね。
    先日、他のブログさんでも好意的な感想を拝読したのですが、サファイアさんのご感想を拝読して、見てみようと思いました。
    もちろん、ネタバレ部分?は読んでおりませんけど(笑)
    『サイン』はご覧になりましたか?
    もしまだでしたら私はオススメいたしません。

  2. サファイア | URL | GCA3nAmE

    けろにあさんへ

    こんばんは。コメントありがとうございます。

    実は、サインを今日観たばかりなのです。
    やっぱり、好きな部類の映画でした。
    どうも映画の内容ではなくて、雰囲気が好きなんですよね。
    でも、感性の溝を一歩外れると「なんじゃこりゃ」と思っただろう、という気が
    ひしひしとしますので、オススメ頂けないというお言葉の意味も分かります。

    ヴィレッジは、客観的に評価してもサインよりは良いんではないか、と思います。
    ですが、両方とも似た雰囲気を持っていて、評価が真っ二つに割れそうな作品です。
    もし私の偏愛で期待なさってしまって、ご覧になってがっかりしたらごめんなさい!

  3. 加納ソルト | URL | -

    ※ネタバレになるので、所々白字で書きます。
    「シックスセンス」は「いると思ったのがいなかった」パターン。
    「サイン」は「いないと思ったものがいた」パターン。
    「ヴィレッジ」は「いると思ったものがいなかった」パターンですよね。
    視覚不自由の人物に町へ行かすことによって、村の運命がどうなるのか!?の一種の賭けですね。そこで気づけばそれまで。気づかなければゲーム再開といったところでしょうか。
    結果的にはああなったわけで…そこが評価の分かれるところなんでしょう。

  4. サファイア | URL | GCA3nAmE

    加納ソルトさんへ

    ※私もネタばれ部は白抜きで書きます。
    む、私、アイヴィーは真相を知っているのだと思ってました。

    ヴィレッジは、もしかして「いなかったはずが表れた」」とも言えるかもしれません。
    私はあの結果で良かったなと思いました。

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