--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

姑獲鳥の夏

2006年06月26日 23:22

姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション
京極夏彦 猪爪慎一 実相寺昭雄

ジェネオン エンタテインメント 2005-11-25
売り上げランキング : 12698
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君――
と京極堂のお決まりの台詞ですが、私にはあんな美人の雪絵さん
(篠原涼子さん)が何故関口さんと結婚したのかが不思議です。

この映画は、友達と一緒に映画館へ観に行きました。
そのために原作も読みました。
直後に観た時の感想は、
「原作を知っていても何て分かりにくいストーリーなんだ」
原作を知らなかった友人の1人は「何が何やらさっぱり」
だと言っていました。さもありなんと思います。
ただ、いくら分かり辛くても原作の筋には忠実なので、
程々にストーリーを忘れている今は、少しずつ思い出しながら
観られて良かったです。

分かりにくいと書きましたが、この作品は元々ストーリーが
難解なのです。元来の小説は、人間の精神における何とやらを
主人公に長々と説明させ、読者に暗示をかけておいて奇想天外な
トリックを納得させるように出来ているのです。多分。
映画にもそれは盛り込まれていましたが、如何せん文章のようには
行かなかったかな、と思います。
主役の堤さんは長い台詞を頑張っていました。
これ以来本を読んでいるとき、京極堂のイメージは堤さんの姿が
浮かぶようになったので、はまり役だったのだと思います。

しかし、案外原作に忠実に作られている、そしてまとめている故に
抑揚があまり無いように思え、映画作品としてどこで盛り上がれば
いいのかに少々戸惑ってしまうのでした。これを映画化した監督や
脚本家の方々には敬意を表したい気持ちですが、原作ファン以外に
お薦めできる程のものではないと考えています。
そんな中で私が良いなと思った点は、横溝正史氏の金田一耕助
シリーズのように、おどろおどろしい一種独特の雰囲気を
醸し出しているところ。それから、原作者の京極夏彦氏ご本人が
登場しているところです。



コメント

  1. たちこま | URL | EBUSheBA

    あー、どうもどうもまた来てしまいました。

    小説に忠実がために抑揚に欠けると
    いうのはよくわかります。

    最近では「博士の愛した数式」が自分の
    中ではそれに当てはまるかな、と。

    友人に誘われて行ったのですが、
    見終わって開口一番にその友人が口にした
    言葉が「ごめん・・・」でした。

    おれはとりあえず励ましておきました。

    映画というのは、会話せずに時間を潰せる半面、
    見に行った人間との関係すら影響を及ぼすという
    諸刃の剣なのだとそのとき悟りました。

    デートに映画は、自分だけでも事前に
    その映画を見ておくべきですね。

  2. sapphire | URL | GCA3nAmE

    何度もコメント頂けて嬉しいです(*ノ▽ノ)

    「博士の愛した数式」は駄目でしたかー。
    原作が良かったので、DVD出たら観てみようと思ってました。
    つまんないならそれはそれで話のタネになりそうだけど…
    でも、無理に誘ったとか、友達との仲良し度も問題かなぁ。

    デートに映画でハズレに当たったら、見終わった後
    「つまらなかったから、キミの顔ばかり見ていたよ。ふふ」
    とか言って口説いてはいかがでしょう。
    だめですかそうですか。私が言われたら引きますね、うん。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://sapphirediary.blog21.fc2.com/tb.php/344-fa69ef30
この記事へのトラックバック

姑獲鳥の夏

異様な題名に鮮麗な装丁の「姑獲鳥の夏」を手に取ったのは、もう12年前のことなのですね。まさかこの時、それ以降、京極夏彦という作家が私の最もお気に入りの一人になり、1万ページを越える付きあいになるとは思いません



最近の記事


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。