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宇宙戦争

2005年12月10日 00:56

B000BC8IYW宇宙戦争
トム・クルーズ H.G.ウェルズ スティーブン・スピルバーグ

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DVD観賞。これも、映画館に続き2度目です。

あばら屋で隠れているシーンなど、宇宙人の恐怖が
ひしひしと伝わってきて面白かったです。
人間の力では叶わない、そして理性では理解できない
どうしようもない事象に直面してしまったら…
パニック映画の王道かもしれませんね。
ただ、途中の盛り上げ方や恐怖感が上手く描かれているだけに、
ラストの展開があっけなくて呆然としてしまうのかもしれません。
私も、ちょっと物足りなく感じました。

それと、映画観賞後に原作を読んだのですが、
比較してみると色々と面白いです。
この宇宙人、さすがに原作よりはパワーアップしていて
(原作では、大砲が当たりさえすれば倒せる)軍隊の
攻撃も通じないのですが、映画中で語られている
「大阪では3体倒した」って、どうやって倒したんでしょうね。
単なるデマだというのが妥当でしょうけど、実は大阪の
おばちゃんの悲鳴の波長が宇宙人の弱点だった!!
というマーズアタックのようなびっくり展開があったのでは!?
と、1人で妄想してしまいました。

原作と比較して色々思った点は、ネタバレなので
追記にします。

まず、あっけないと言われたラストなんですけど、
これは原作でも同じ展開です。
ただ、訳文の加減なのかもしれませんが、原作の終わり方は
人類は、地球と言う星に何万年もかけて受け入れられていて
我々は間違いなくこの星の一員なのだ、という
「母なる地球の暖かさ」が胸に染み渡るようなラストだった
と感じたものです。映画では、
「宇宙人の脅威を取り去ったのは人間の叡智ではなく、微生物」
という点が協調されていたように感じます。
この皮肉を込めた時点で、原作とは伝わるニュアンスが
変化してしまったように思われます。

それから、トム・クルーズが生命を脅かす隣人を始末するシーン。
これは、原作では明確な殺人を犯す訳ではなく、狂気に駈られて
わめき散らす隣人を殴って気絶させたところに、宇宙人が偵察に
やってきてやむなく見殺しにしてしまうという展開です。
そしてポイントなのは、その隣人が牧師であるという事。
主人公は、明確な「罪」としてその行為を認識し、しかしそれは
不可抗力だったのだと主張しながら、自らの行為を手記にて
告白するのです。
この展開を、愛する娘を守るためという義侠的なものにすり替えて
しまうあたり、自らの行いを正義のオブラートに包み込もうとする
アメリカ的なヒロイズムが見え隠れしているように思えました
(ちなみに、原作はイギリスが舞台です)。

こういう点を色々と比べて、上記のように考えながら見てみると
なかなか面白かったです。
ただ、単なるパニックSF映画として観賞するのも、恐怖感が
伝わってきて、私は面白かったと思います。
ダコタちゃんの恐怖の表情も上手でした。


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